縁日の夜

0
163

軽快なほどの鈴の音に、足元の鼻緒ずれをため息を吐きながら見下ろしていた意識が、呼び覚まされた。

音の鳴るほうに目を向けてみれば、稚い童女が鈴の根付を付けた巾着を手に、赤提灯の並ぶ縁日へ向かっていた。

その様子を見ているとなんだか全てどうでもよくなってきて、童女とは逆方向に歩き出した。
その他
公開:18/04/08 17:54

きざはし

140字小説を書いています。
http://twitter.com/kuruizaki63

もうひとつのアカウント
https://short-short.garden/author/808811

コメントはありません

コメント投稿フォーム

違反報告連絡フォーム


お名前

違反の内容