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我が家には洗濯機によく似た選択機がある。この機械は常に二つの選択を求める。良い方に転ぶか、悪い方に転ぶかは私の選択次第。まあ、人生は洗濯の連続だが

ご主人様、服が汚れていますね。手洗いをしますか。それとも児童で洗いますか
んっ、児童。それでは、それ試しに児童で
かしこまりました
ボタンを押すと中から児童が多数現れて芋洗い状態になった。終わった頃には服は真っ白になっていた
はぁ~、児童って洗剤能力が高いんだな

ご主人様、私、ただ今より休憩に入ります。御用の際は係の者にお申し付けください。ですが、決してこの扉を開けてはなりませんよ。開ければ大変なことになりますから
そう言われると、どうしても開けたくなる。私がパカッと扉を開けると、そこではライブが行われていた
イエ~イ、乗っているかい
ライブはノリに乗っていた。気付くとシャツはパリパリの糊で固まった。そして私の顔は蝋人形の様になっていた
公開:18/04/06 09:01
更新:18/04/06 09:15

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