27. 透明人間の血

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21××年22世紀の我が国では化学の研究がかなり進んでおり透明人間になれる薬も密かに開発されていた。しかし悪用されない為そして体質によって合う合わないがある為トップシークレットだ。
俺は警視庁の刑事だが、ある時国と連携して某企業で起きている連続不審死事件を透明人間として潜入捜査することに。

5時間しか透明ではいられないので潜入しては出てを繰り返していたがある日もう一人の透明人間に見つかってしまった。
この会社と国のトップが繋がっていたのだ!と思った次の瞬間俺は頭を思いきり殴られ大量の血を流して倒れた。
だがそこには赤い血の海ではなく透明の液体がただ広がるばかり……。

俺の体はもう一人の透明人間に抱えられ車の後ろに乗せられた。

運転席に座っているのは一見温厚そうに見える男。
車が出る直前彼は掃除のおばさんに
「そこ水がこぼれてるからちゃんと拭いといてね」
そう言い残して俺を連れ去った。
ホラー
公開:18/06/20 13:00
更新:18/11/03 15:04

ことのは もも。( 日本 関東 )

日本語が好き♡
18歳の頃から時々文章を書いています。
短い物語が好きです。
どれかひとつでも誰かの心に届きます様に☆
感想はいつでもお待ちしています!
宜しくお願い致します。

こちらでは2018年5月から書き始めて、2020年11月の時点で300作になりました。
これからもゆっくりですが、コツコツと書いていきたいと思います(*^^*)

2019年 プチコン新生活優秀賞受賞
2020年 DJ MARUKOME読めるカレー大賞特別賞受賞
2021年 ベルモニー縁コンテスト 入選

 

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