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この街へ転勤で越してきて4ヶ月。
少しずつ慣れてきつつあるが、子供がいない妻はまだ友達が一人も出来ていない。俺も俺で毎日仕事でクタクタだ。
ある日帰宅したら妻が「駅前でもらったの」と一枚の温泉のチラシを見せてくれた。
そこには『どくせん浴─あなたの独占欲を癒します』と書かれていた。
意味がわからないが久しぶりに温泉に入りたい気分だったので次の休みに一緒に行くことにした。
当日そこへ到着し説明を受けると、一人ずつで入る個人風呂しかないという。仕方がないのでそれぞれ入ってみることに。
お湯に浸かってる時は特に何も感じなかったが上がってから何か心がスッキリした気がした。妻も同じだと言う。
そうだ一日も早く仕事で昇進しなければという気持ちが薄れている。
妻は妻で俺に依存しすぎていた心が軽くなったと言う。
どくせん浴に行くと「独占欲」がスッキリと洗い流されるみたいだ。
妻とまた来ようと約束した。
少しずつ慣れてきつつあるが、子供がいない妻はまだ友達が一人も出来ていない。俺も俺で毎日仕事でクタクタだ。
ある日帰宅したら妻が「駅前でもらったの」と一枚の温泉のチラシを見せてくれた。
そこには『どくせん浴─あなたの独占欲を癒します』と書かれていた。
意味がわからないが久しぶりに温泉に入りたい気分だったので次の休みに一緒に行くことにした。
当日そこへ到着し説明を受けると、一人ずつで入る個人風呂しかないという。仕方がないのでそれぞれ入ってみることに。
お湯に浸かってる時は特に何も感じなかったが上がってから何か心がスッキリした気がした。妻も同じだと言う。
そうだ一日も早く仕事で昇進しなければという気持ちが薄れている。
妻は妻で俺に依存しすぎていた心が軽くなったと言う。
どくせん浴に行くと「独占欲」がスッキリと洗い流されるみたいだ。
妻とまた来ようと約束した。
ファンタジー
公開:18/06/17 12:21
更新:19/09/02 02:47
更新:19/09/02 02:47
温泉。
こんな温泉あるといいな。
日本語が好き♡
18歳の頃から時々文章を書いています。
短い物語が好きです。
どれかひとつでも誰かの心に届きます様に☆
感想はいつでもお待ちしています!
宜しくお願い致します。
こちらでは2018年5月から書き始めて、2020年11月の時点で300作になりました。
これからもゆっくりですが、コツコツと書いていきたいと思います(*^^*)
2019年 プチコン新生活優秀賞受賞
2020年 DJ MARUKOME読めるカレー大賞特別賞受賞
2021年 ベルモニー縁コンテスト 入選
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