短冊橋
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ここ数年、七夕に雨が続いて、織り姫と彦星は逢うことができないままでした。
今年の七夕も朝から雨で、二人はガッカリ。
気の毒に思った神様は、二人を逢わせてあげることにしました。
神様は、人々の願い事が書かれた短冊を各地から集め、それを重ね合わせて、大きな橋を造りました。
そして、その橋を雨で水嵩が増した天の川にかけました。
夜になって、橋の存在に気付いた織り姫と彦星は、大喜び。
意気揚々と橋を渡って行き、橋の中央で数年振りの再会を果たしました。
「神様、ありがとうございます」
二人は、抱擁を交わしながら、神様にお礼を言いました。
気配を消して二人の様子を見守っていた神様は、パッと姿を現し、
「今年は出血大サービスじゃ。ついでに、短冊の願い事も総て叶えてしんぜよう」
と、愉快そうに言って、パッと消えました。
いつの間にか、雨は止み、短冊橋が金色に輝いています。
今年の七夕も朝から雨で、二人はガッカリ。
気の毒に思った神様は、二人を逢わせてあげることにしました。
神様は、人々の願い事が書かれた短冊を各地から集め、それを重ね合わせて、大きな橋を造りました。
そして、その橋を雨で水嵩が増した天の川にかけました。
夜になって、橋の存在に気付いた織り姫と彦星は、大喜び。
意気揚々と橋を渡って行き、橋の中央で数年振りの再会を果たしました。
「神様、ありがとうございます」
二人は、抱擁を交わしながら、神様にお礼を言いました。
気配を消して二人の様子を見守っていた神様は、パッと姿を現し、
「今年は出血大サービスじゃ。ついでに、短冊の願い事も総て叶えてしんぜよう」
と、愉快そうに言って、パッと消えました。
いつの間にか、雨は止み、短冊橋が金色に輝いています。
ファンタジー
公開:18/06/15 10:45
更新:18/06/16 09:31
更新:18/06/16 09:31
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