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建物の陰に身を潜め、両手で口を塞ぐ。

息の音さえさせないように。

キスをしていた。

小鳥が啄むような、フレンチキス。

ただそれだけのことだった。

だというのに、なんだかイケナイ場面を見てしまったような錯覚さえ覚えた。

衝撃と、それからあまりの色っぽさに、なぜだかわたしが耳まで赤く染め上げた。
青春
公開:18/06/10 15:50

きざはし

140字小説を書いています。
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