ツルを救けたおじいさん
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おじいさんは、ワナにかかったツルを見つけました
ツルを不憫に思い逃がしてあげました
家に帰ると、夕暮れから雪が降ってきました
玄関で誰かがトントンと戸を叩きます
戸を開けてみると、とても綺麗な若い女性が立っています
「どうか、一晩泊めていただけませんか?」
そう女性が問いました
「こんな寒い夜です。どうぞ中へおはいりください」
その女性を迎え入れました
女性はしばらく暖をとると
「あちらの部屋を使えますか?」
と訪ねました
「いろいろな荷物で狭いですが、どうぞお使いください」
「朝まで、決して中は覗かないでください」
と言い残し入っていきます
暫くすると、部屋からガサゴソと荷物を動かす音がします
整理しているのでしょう
おじいさんは、女性が気になって仕方有りません
とうとう、夜明け前に部屋の様子をそっと覗きました
荷物と一緒に女性の姿はありませんでした
ツルを不憫に思い逃がしてあげました
家に帰ると、夕暮れから雪が降ってきました
玄関で誰かがトントンと戸を叩きます
戸を開けてみると、とても綺麗な若い女性が立っています
「どうか、一晩泊めていただけませんか?」
そう女性が問いました
「こんな寒い夜です。どうぞ中へおはいりください」
その女性を迎え入れました
女性はしばらく暖をとると
「あちらの部屋を使えますか?」
と訪ねました
「いろいろな荷物で狭いですが、どうぞお使いください」
「朝まで、決して中は覗かないでください」
と言い残し入っていきます
暫くすると、部屋からガサゴソと荷物を動かす音がします
整理しているのでしょう
おじいさんは、女性が気になって仕方有りません
とうとう、夜明け前に部屋の様子をそっと覗きました
荷物と一緒に女性の姿はありませんでした
その他
公開:18/06/11 13:44
ペンネーム
海山 道三
みやま どうさん
「文章千本ノック」の一環で超ショートショートを投稿させていただきます
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