歩んできた道

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父様が望んだような生き方はできなかったけれど、母様が願ったような生き方ではなかったけれど、それでもわたし、人並みに倖せだったのです。

庭が覗ける板張りの部屋、近頃冷え込んできたというのに、障子も雨戸も全開にして、身体を縦桟に預けていた。

金木犀が香る。

歩んできた道を振り返ってしまう。
その他
公開:18/06/08 17:46

きざはし

140字小説を書いています。
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