駆け引きする食卓
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朝食の目玉焼きにかけようと醤油瓶に手をのばす、と、醤油が一歩下がってしゃべりだした。
「たまにはケチャップはどうでしょう?」はい?「昨日、ケチャップが『オムライスには私をかけるのに目玉焼きには醤油ばっかり』と、ぶーたれてました」
「それだったら僕にもチャンスをください」横からソースが参戦してきた。「僕は洋食に合うように作られています。ですから目玉焼きにもバッチグーなはずです」
「そういうことなので、今日はわたくし醤油ではなく、ケチャップかソースをお試しいただけないでしょうか。もちろん、あなたがどうしても目玉焼きには醤油と決めている!のでしたらそれに従いますが」醤油が上目遣いで言ってくる。
「お願いです!一度チャンスをください!」冷蔵庫のポケットからケチャップが叫んでいる。
「バッチグーな僕を!」
うん、そうか。わかったよ君たちの気持ちは。考えてみるよ。
とりあえず今日は塩胡椒にしとくね。
「たまにはケチャップはどうでしょう?」はい?「昨日、ケチャップが『オムライスには私をかけるのに目玉焼きには醤油ばっかり』と、ぶーたれてました」
「それだったら僕にもチャンスをください」横からソースが参戦してきた。「僕は洋食に合うように作られています。ですから目玉焼きにもバッチグーなはずです」
「そういうことなので、今日はわたくし醤油ではなく、ケチャップかソースをお試しいただけないでしょうか。もちろん、あなたがどうしても目玉焼きには醤油と決めている!のでしたらそれに従いますが」醤油が上目遣いで言ってくる。
「お願いです!一度チャンスをください!」冷蔵庫のポケットからケチャップが叫んでいる。
「バッチグーな僕を!」
うん、そうか。わかったよ君たちの気持ちは。考えてみるよ。
とりあえず今日は塩胡椒にしとくね。
その他
公開:18/06/06 22:44
不思議な言葉
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