ぼくのうみへようこそ
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ぼくのうみへようこそという
一文にひかれてやってきた惑星は
一面海ばかりで陸がなかった。
潜ってみると中は一面に藻や
海藻に覆われ、まるで地上の
草原のようにそよぐ様は水の中
とは思えないような光景だ。
しかしこれだけ豊かな環境の
中に生物の姿がまるでいない
のが気になった。
辺りを見渡すとぼくのうみは
ぼくがいますという一文が届き
目の前の海底火山が前触れなく
噴火したのでああ君はこの惑星
そのものだと解る。
そうして、ぼくがよんだら
きみがきてぼくのなかにはいった
からきみはぼくのものだという
その一文は読んだけれど意味が
分かるより先に、飲み込まれた。
一文にひかれてやってきた惑星は
一面海ばかりで陸がなかった。
潜ってみると中は一面に藻や
海藻に覆われ、まるで地上の
草原のようにそよぐ様は水の中
とは思えないような光景だ。
しかしこれだけ豊かな環境の
中に生物の姿がまるでいない
のが気になった。
辺りを見渡すとぼくのうみは
ぼくがいますという一文が届き
目の前の海底火山が前触れなく
噴火したのでああ君はこの惑星
そのものだと解る。
そうして、ぼくがよんだら
きみがきてぼくのなかにはいった
からきみはぼくのものだという
その一文は読んだけれど意味が
分かるより先に、飲み込まれた。
SF
公開:18/06/05 21:55
更新:18/06/06 00:02
更新:18/06/06 00:02
プチコン花の15編のひとつに
選んで頂きました。
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