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給与は良いものの仕事が忙しく、着実に友人が減っている私は「友だちお任せ便」を利用することにした。そのために、専用ページに個人情報、カード情報を入力し、相手に求める条件を入力した。お届け日として、金曜日の夜を選んだ。
その日が来て、インターフォンが鳴る。
「こんにちは!」
爽やかな風体の男女5人がワインとピザとともにやってくる。
私のだだっ広い部屋の中で、この日のために購入した座布団に腰を下ろし、テーブルを囲ってみんなで語らう。
最初は自分の家なのに、赤の他人で占拠されていて気まずかったけど、コミュニケーション力の高い彼らと何本かワインを空けて気づく。
あれ、これ楽しい。
終電が近いからとの理由で皆が続々と返っていく。
後日、気に入った人にチェックを入れるとラインアカウントを課金制で教えてくれる仕組みだそうだ。
空の瓶を片付けながら、誰と友だちになろうか考えながら、残って冷めたピザを眺めた。
その日が来て、インターフォンが鳴る。
「こんにちは!」
爽やかな風体の男女5人がワインとピザとともにやってくる。
私のだだっ広い部屋の中で、この日のために購入した座布団に腰を下ろし、テーブルを囲ってみんなで語らう。
最初は自分の家なのに、赤の他人で占拠されていて気まずかったけど、コミュニケーション力の高い彼らと何本かワインを空けて気づく。
あれ、これ楽しい。
終電が近いからとの理由で皆が続々と返っていく。
後日、気に入った人にチェックを入れるとラインアカウントを課金制で教えてくれる仕組みだそうだ。
空の瓶を片付けながら、誰と友だちになろうか考えながら、残って冷めたピザを眺めた。
ファンタジー
公開:18/06/02 21:44
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