ガラスの靴

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舞踏会の翌日、城の兵士が屋敷にやってきました

「王子の命で、このガラスの靴を履けるものを探しておる。
 娘たち、この靴を履いてみてくれ」

片方だけのガラスの靴です
うす緑色の涼しげな色合いが綺麗です

兵士は、それを床に起きました

代わる代わるガラスの靴に足を入れるも、娘たちは、かかとがどうしても入らない

兵士は、使用人の娘にも声をかけます
「そなたも履いてご覧なさい」

シンデレラは、ゆっくりとつま先から靴に足を入れます

ガラスの素材の冷たさが少し気持ち良い
半分ほど入れると足がつっかえてしまった
「あれっ? 昨日は履けたのに」

シンデレラは、舞踏会でお酒を飲み過ぎたことを後悔しました
ファンタジー
公開:18/06/01 22:30

海山 道三

ペンネーム
海山 道三
みやま どうさん

「文章千本ノック」の一環で超ショートショートを投稿させていただきます

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