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「今日のごはん何?」
僕がきくと、お母さんは得意顔で言った。
「海鮮丼よ! とびきり新鮮でおトクなところ見つけたの。
今日はお父さんもお休みだし、今からみんなで行きましょ」
「やったぁ。海鮮丼だいすき!」
僕はうきうきした。妹も弟たちも大はしゃぎ。
お母さんには悪いけど、ここのところ地味な食事ばかりだったから。
それに僕たち育ち盛り、おなかペコペコなんだ。
まぐろ、ホタテ、ウニ、イカ、鯛、エビ……
新鮮なお魚がピチピチと泳いでいた。
「さ、今日は好きなだけ食べて!」
お母さんがすすめるので、僕は口を開けた。
さぁ、たべるぞ。何から行こうか、迷っちゃう!
すると、お父さんがやってきてこう言った。
「そんな小さな口の開け方じゃ、何も入ってこないぞ。
我々ザトウクジラにふさわしく、口を大きくあけて丼ぶりですくうみたいに飲み込むんだ」
僕がきくと、お母さんは得意顔で言った。
「海鮮丼よ! とびきり新鮮でおトクなところ見つけたの。
今日はお父さんもお休みだし、今からみんなで行きましょ」
「やったぁ。海鮮丼だいすき!」
僕はうきうきした。妹も弟たちも大はしゃぎ。
お母さんには悪いけど、ここのところ地味な食事ばかりだったから。
それに僕たち育ち盛り、おなかペコペコなんだ。
まぐろ、ホタテ、ウニ、イカ、鯛、エビ……
新鮮なお魚がピチピチと泳いでいた。
「さ、今日は好きなだけ食べて!」
お母さんがすすめるので、僕は口を開けた。
さぁ、たべるぞ。何から行こうか、迷っちゃう!
すると、お父さんがやってきてこう言った。
「そんな小さな口の開け方じゃ、何も入ってこないぞ。
我々ザトウクジラにふさわしく、口を大きくあけて丼ぶりですくうみたいに飲み込むんだ」
ファンタジー
公開:18/05/31 20:38
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