波と波長

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静寂の海。そこは静寂の森ならぬ海だ。ただその場所は人の心にしか存在しない場所海の波と人の感情を同じものとしてイメージすると分かりやすいだろう。だから人の感情のようにずっと静寂と言うわけではない。
ザッブーン。ザザザーン。
来た。この波は豪雨によってだいぶ、荒れているようだ。雷鳴が響く。危険信号だ。豪雨は人々による大量の言葉。荒れ狂う波はその言葉の雨…銃弾に対する怒り。「ふざけるなぁ!」と爆発し雷が降り注いだ瞬間、時の流れが止まったかのように静寂が訪れる。
ザザーン。
自分の意識が落ち着く。当たりは静になり、海を荒らした雷雨は通りすぎていったようだ。
雲と雲の間からキラキラ日の光がこぼれ落ち、遠くの空に虹がかかる。









再び静寂の海へともどってゆく。。。
ファンタジー
公開:18/05/29 20:22

春鵺( 月光駅 )

春鵺(しゅんや)って読みます。
小説家を目指しているのではなく、空を見上げてみて感じたことだったり、日々を生活して考えたことだったり、趣味で書かせてもらっています。まだ、作品を応募したりはしていませんが、いつかは。。。
語彙力が崩壊しているのにも関わらず、☆を押していただき、とてもとても嬉しく思っております‼これからも何卒よろしくお願いします✨

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