夏休みなんて無くなればいいのに

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夏休みなんてなくなればいいのに。

あの夏休みの日、友人たちと誰が一番遠くまで泳げるか競争したんだ。

泳ぎには自信があった。

結果は負け。

あの日から一番はテツヤになった。

そしてあの日から僕は泳げなくなった。

今年の夏休みも、みんなが楽しそうに泳いでるのを見ているだけになった。







海の底から。
ホラー
公開:18/05/27 21:21

よもつひらさか( 山の中の森 )

短編小説を主に書いています。
収録作品
「五分後に驚愕のどんでん返し」ー記憶喪失ー(河出書房新社)
「ためしに怪談聞いたら、やっぱり幽霊いるし怖すぎた。」ー探し物ー(竹書房)
「千人怪談」-さよちゃん-見られている-(二作品) (竹書房)
「5分後に緊迫のラスト」-マリッジブルー(河出書房新社)
書店、Amazonにて発売中
「エブリスタ」投稿しています。
第10回ノベリスタ大賞 最優秀賞受賞「ヤマモトヒロシ」
「怖話」にて怖い話を投稿しています。
 

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