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何を恐れているのだと問うあなたの誠実な眼に、泣くつもりなどなかったのにほろり涙が流れる。

体育館へと向かう人気のない渡り廊下、コンクリートの柱に背を預けあなたは黙ってわたしが泣き止むのを待ってくれる。

過去の栄光すら消し去りたいと目を背けるわたしの脳裏には、それでも過去が映っていた。
青春
公開:18/05/26 00:02

きざはし

140字小説を書いています。
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