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僕は『鯉のぼり』
一年に一回、大空を泳いでいた。あの時はホントに気持ち良かった。でも、二年に一回、五年に一回になり、今ではいつ外に出たかなぁって感じ。
ゴソゴソ!ん?眩しい!
久しぶりの光と懐かしい外の香り。
カシャカシャと数枚の写真を撮られた、と思っていたらまた箱の蓋を閉められた。外に出たいよぉ。
外が騒がしい。僕の入ってるこの箱に何かしてる。捨てられる?もう一回でいいから外に出たかった。昔泳いだあの空を泳いでみたかった。
そういえば、孫のケンくんが持っていた絵本を見た事あったっけ。真っ青でとてもきれいな色の『うみ』とか言ってた。お魚泳いでるーって嬉しそうだった。僕も捨てられる前に一度泳いでみたかったな。
ガサゴソガサゴソ。
眩しい!外?誰?僕を見つめる人の目は青かった。
久しぶりに大空を泳いでる。そして、この場所は『うみ』も一緒に眺められる。僕は海風と共に気持ちよく泳いだ。
一年に一回、大空を泳いでいた。あの時はホントに気持ち良かった。でも、二年に一回、五年に一回になり、今ではいつ外に出たかなぁって感じ。
ゴソゴソ!ん?眩しい!
久しぶりの光と懐かしい外の香り。
カシャカシャと数枚の写真を撮られた、と思っていたらまた箱の蓋を閉められた。外に出たいよぉ。
外が騒がしい。僕の入ってるこの箱に何かしてる。捨てられる?もう一回でいいから外に出たかった。昔泳いだあの空を泳いでみたかった。
そういえば、孫のケンくんが持っていた絵本を見た事あったっけ。真っ青でとてもきれいな色の『うみ』とか言ってた。お魚泳いでるーって嬉しそうだった。僕も捨てられる前に一度泳いでみたかったな。
ガサゴソガサゴソ。
眩しい!外?誰?僕を見つめる人の目は青かった。
久しぶりに大空を泳いでる。そして、この場所は『うみ』も一緒に眺められる。僕は海風と共に気持ちよく泳いだ。
ファンタジー
公開:18/05/24 13:08
いつか絵本を1冊出せたら...
そう思いながら書いてます。
少しだけホッコリしていただければ嬉しいです。
でも、たまにブラックも書きますけど。
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