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「もうつかれた」

君を傷つけると知りながら吐き捨てた言葉は空を舞って、二人の元から去っていく。

今にも泣き出しそうな顔で黙り込む君の感情を測ることすらもう僕にはできなくて、体の側面で揺れる手を背に隠す。

そうでもしなければ、終わりにすると決めた華奢なその体を抱き寄せてしまいそうだった。
恋愛
公開:18/05/24 00:03

きざはし

140字小説を書いています。
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