11. 雨が降ったら

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あのとき そばにいた
あなたの「横顔」

でもたぶんもう二度と 一緒の傘に入って
肩を抱いては くれない

いつからかもうまっすぐに こちらを見ることのなくなった その「瞳」

だけどそばにいられるだけで 満足だったの

あなたが好き 

もう見つめあえなくても
その唇が 二度とふたりの愛を語らなくても

雨が降ってひとり傘をさしたら
誰もいない左側を
眺めて 思い出す

私の右肩に軽く置かれた あなたの右腕と
少し濡れる私の右腕


雨が降ったら 空を見上げて

初めて傘をもって迎えに来てくれた
あなたを 思い出す
恋愛
公開:18/05/25 01:29
更新:18/07/16 02:15

ことのは もも。( 日本 関東 )

日本語が好き♡
18歳の頃から時々文章を書いています。
短い物語が好きです。
どれかひとつでも誰かの心に届きます様に☆
感想はいつでもお待ちしています!
宜しくお願い致します。

こちらでは2018年5月から書き始めて、2020年11月の時点で300作になりました。
これからもゆっくりですが、コツコツと書いていきたいと思います(*^^*)

2019年 プチコン新生活優秀賞受賞
2020年 DJ MARUKOME読めるカレー大賞特別賞受賞
2021年 ベルモニー縁コンテスト 入選

 

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