言葉の海

１４０字という制限の中で、世界中の人たちが瞬く間に言葉を放つ。


この言葉たちはどこへ向かっているのだろうか。


友達。親しい仲間。家族。恋人。




「誰か」ではなく「何か」「どこか」




いくあてのない言葉を日々紡ぐ。



空、世界、宇宙に向けて。



誰かに聞いて欲しくて。
祈りを届けたくて。
承認されたくて。



迷子になった言葉たちはすべてひとつの海へと流れ着く。



海は優しく…力強く…その言葉を無言で引き受ける。



岩場に打ち寄せられて飛沫になったり。
太陽の光を受けて煌めいたり。



時に思わぬ形で反応もするみたい。





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