連続小説 三つの願い

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月のオルゴールの秘密を教えろ。さもないとどうなるか。分かったニャ。そんな怖い顔しないで欲しいニャ。ついでにその短剣も収めてくれると嬉しいニャ。いいだろう。ふー、白状するニャ。あの月のオルゴールが願い事を叶えてくれるのはお前も知っているニャ。ああ。あれにはもう一つ秘密が隠されているニャ。あの月のオルゴールは願い事をした人間の魂も喰らうにゃ。小さい願い事をしている分にはそれほど影響はないが、大きな願い事をすると魂をごっそり持っていかれるにゃ。
そんな物を俺に売りつけたのか。ちょっと魔が刺しただけニャ。それでそんな事聞いてどうするつもりにゃ。知人があれを使って別人の様に変わってしまったのだ。あちゃー、やらかしたね。もう、手遅れ、諦めるにゃ。そう言う訳にはいかない。何としても助けたい。手だてを教えろ。もう、しょうがないな。どうなっても知らないよ。なら、月の聖霊に相談して見な。冥界の王に会えるから。
公開:18/05/23 20:49

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