彦星くんの願い

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彦星くんの願いは、「織姫さんにもっと会いたい」。
見かねたケンタウロスが「天の川って泳いで渡れないの?」の言葉から始まった僕らの企画『天の川は自力で渡れないのか⁈』

では、とオリオンが報告。「川幅をまず計測した所、およそ1万5千万光年とまずまずの長さです。続いて流れは270km/秒と意外に早いですが、最大の難所はここブラックホールです!」
おお〜と、どよめき立つ。
「いや、無理でしょ」彦星くん。
「三日月を使い、俺らが力を合わせれば、川幅、流れはギリ行ける。」頼もしいヘラクレスだ。
「むりむりむりみり」焦り過ぎで“みり”になる彦星くん。
「しかし問題はブラックホールだな・・」静まり返る。
「あの〜」アレキサンダーが手を挙げた。「そこだけ僕が彦星くんを運ぶよ」翼を持つ彼は言った。
おお〜とみんな感嘆した。
「残りは泳いでね彦星くん」
泳げない彦星くんは思案し
「OK!ビート板用意してねー」
ファンタジー
公開:18/05/22 18:51

まりたま

いつか絵本を1冊出せたら...
そう思いながら書いてます。
少しだけホッコリしていただければ嬉しいです。
でも、たまにブラックも書きますけど。

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