0
117
生きた言葉を紡ぎたい。文章というより音楽みたいに。ひとつひとつの言葉は重なり合って和音になる。水みたいに透明に、目の前を流れていく。心臓は温度を上げ、メロディーは激しく鳴ったのち、穏やかになる。たっぷりと時間をかけて体内に吸い込まれていく。わたしの一部をつくる。それは目に見えない小さな変化からはじまり、日常の景色を新しくするもの。魔法みたいに確かな実感。だから怖いことじゃないよ。永遠の冒険。ドキドキはこどもの頃と変わらなくていいね。生きてるって感じ、するでしょう。誰にも譲れない部分があることを証明したいな。あと60年くらいかな。100年時代ってほんとかよ。思いのほか短いかもしれないね。やっぱり今を楽しまなくっちゃ。あいつはバカだって言われたら「そーだよ」って笑い返せる単純さが大好きな人もいるよ。そういうはじまりのはじまりに、生きた言葉は存在するって信じている。それからさきはきみの番。
その他
公開:18/05/21 23:23
更新:18/05/22 12:23
更新:18/05/22 12:23
言葉
詩
400字のことばを紡ぎます。
コメントはありません
ログインするとコメントを投稿できます