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「これが金貨3枚は高すぎる」
男の言葉に古道具屋の老婆が答えた。
「それは魔法のランプじゃ」
「これがあの噂の!だったら逆に安いな。あんたはこれを使ったのか?」
「ああ。ランプを擦ったら魔人が出てきて願いを3つ聞いてくれた。じゃが1人1回じゃ。同じ人間がランプを擦っても2度と魔神は現れん」
だとすると、この老婆は下らない事に願いを使ってしまったとみえる。
「本当だろうな?」
「嘘は言っておらん」
「よし、このランプを買うぞ」
男はさっそく家に持ち帰りランプを擦ってみた。
すると大きな音がして魔人が現れた。
「貴様の3つの願いは何だ?」
魔人の問いかけに男は答えた。
「莫大な金。それと極上の女。後は永遠の命だ」
「なるほど。金と女と命か」
魔人は大きく頷き、「協力に感謝する」と言葉を残してすぐにランプの中に消えてしまった。
男はしばらく呆然として、やがて全てを理解した。
「アンケートかよ…」
男の言葉に古道具屋の老婆が答えた。
「それは魔法のランプじゃ」
「これがあの噂の!だったら逆に安いな。あんたはこれを使ったのか?」
「ああ。ランプを擦ったら魔人が出てきて願いを3つ聞いてくれた。じゃが1人1回じゃ。同じ人間がランプを擦っても2度と魔神は現れん」
だとすると、この老婆は下らない事に願いを使ってしまったとみえる。
「本当だろうな?」
「嘘は言っておらん」
「よし、このランプを買うぞ」
男はさっそく家に持ち帰りランプを擦ってみた。
すると大きな音がして魔人が現れた。
「貴様の3つの願いは何だ?」
魔人の問いかけに男は答えた。
「莫大な金。それと極上の女。後は永遠の命だ」
「なるほど。金と女と命か」
魔人は大きく頷き、「協力に感謝する」と言葉を残してすぐにランプの中に消えてしまった。
男はしばらく呆然として、やがて全てを理解した。
「アンケートかよ…」
ファンタジー
公開:18/05/20 21:45
月の音色リスナーです。
ようやく300作に到達しました。ここまで続けられたのは、田丸先生と、大原さやかさんと、ここで出会えた皆さんのおかげです。月の文学館は通算24回採用。これからも楽しいお話を作っていきます。皆さんよろしくお願いします。
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