4. アルタイルの片想い

8
109

「今年も一瞬顔を見ただけでした」

ベガが父親である天の神様の前で七夕の報告をしている。

「うむ。やはり時間が短かすぎるか…。それなら3年に一度にするか?」

ベガとアルタイルは実際には16光年離れており、本当は一年に一度会うのも難しいのだけど
神のはからいでなんとか一年に一度会っていた。

星空を愛する地球人のために神の力を使っているのだ。

「お前たちの寿命を人間と同じでおよそ100年だとすると、会うのは3.2秒に一度でしかもたったの0.0086秒だけだからなぁ」

そう例え会っても二人がイチャイチャできないように、そんな短い時間に設定したのだ。

「これからは3年に一度、いや5年に一度にするか?
そしたらもっとゆっくりアルタイルと居られるぞ」

ベガは言った「そしたら人間からクレームがくるじゃない」

「このまんまでいいわよ。だって私はあの人の顔を見るだけで満足だもの!」
SF
公開:18/05/20 19:11
更新:18/09/16 13:24

ことのは もも( 日本 )

日本語が好き♡
18歳の頃から時々文章を書いています。
最近書いたものと昔書いたものをランダムにアップしています。
どれかひとつでも誰かの心に届きます様に☆
感想はいつでもお待ちしています!
宜しくお願い致します☆

2018年5月から書き始めて、2019年3月の時点で200作になりました。
これからもゆっくりですが、コツコツ書いていこうと思います(*^^*)
 

コメント投稿フォーム

違反報告連絡フォーム


お名前

違反の内容