4. アルタイルの片想い

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「今年も一瞬、顔を見ただけでした」
ベガが父親である天の神様の前で七夕の報告をしている。
「うむ。やはり時間が短かすぎるか…。それなら3年に一度にするか?」

ベガとアルタイルは16光年離れており、本当は一年に一度会うのも難しいのだが、神のはからいでなんとか一年に一度会っていた。
星空を愛する地球人のために神の力を使っているのだ。

「お前たちの寿命を人間と同じでおよそ100年だとすると、会うのは3.2秒に一度でしかもたったの0.0086秒だけだからなぁ」

そう、例え会っても二人がイチャイチャできないように、そんなに短い時間に設定したのだ。

「これからは3年に一度、いや5年に一度にするか?
そうしたらもっとゆっくりアルタイルと居られるぞ」

ベガは言った。
「そんなことしたら、人間からクレームがくるじゃない」
「このまんまでいいわよ。だって私はあの人の顔を少し見るだけで満足だもの!」
SF
公開:18/05/20 19:11
更新:19/07/07 15:38

ことのは もも( 日本 )

日本語が好き♡
18歳の頃から時々文章を書いています。
最近書いたものと昔書いたものをランダムにアップしています。
どれかひとつでも誰かの心に届きます様に☆
感想はいつでもお待ちしています!
宜しくお願い致します☆

2018年5月から書き始めて、2019年3月の時点で200作になりました。
これからもゆっくりですが、コツコツ書いていこうと思います(*^^*)
 

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