魔法のスプーン 22
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森野陽菜は通販会社白猫カンパニーの総務部で働いている。そんな彼女の趣味は休日に開かれるフリマを覗く事だった。会場では老若男女が中古品や手作り商品、骨董品などありとあらゆる物を並べている
わぁ~この商品綺麗。これはちょっと高そう。一通り見て回ると会場の片隅に黒いフードを被った女性が怪しげな商品を売っているのに気付いた
陽菜が店を覗くと陳列された商品タグにマホウのスプーン…値段は時価と書かれていた。タグを裏返すと返品不可と注意書きが…。これって何か凄い商品なのかも。陽菜は期待で胸が高鳴った
お客様、お目が高い。その商品は何人もの貴族の手を渡り歩いてきた業物でございます
お姉さん、このスプーンを買います
本当によろしいので。畏まりました。でもお客様、よく御覧なさい。その商品名はアホウのスプーン。マではなくアです。欲に駆られた者は必ずこの商品を高価な魔法グッズと勘違いして買っていきます。阿保ですね
わぁ~この商品綺麗。これはちょっと高そう。一通り見て回ると会場の片隅に黒いフードを被った女性が怪しげな商品を売っているのに気付いた
陽菜が店を覗くと陳列された商品タグにマホウのスプーン…値段は時価と書かれていた。タグを裏返すと返品不可と注意書きが…。これって何か凄い商品なのかも。陽菜は期待で胸が高鳴った
お客様、お目が高い。その商品は何人もの貴族の手を渡り歩いてきた業物でございます
お姉さん、このスプーンを買います
本当によろしいので。畏まりました。でもお客様、よく御覧なさい。その商品名はアホウのスプーン。マではなくアです。欲に駆られた者は必ずこの商品を高価な魔法グッズと勘違いして買っていきます。阿保ですね
公開:18/02/19 08:48
更新:18/02/19 10:35
更新:18/02/19 10:35
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