小さくて、でかいラフレシア

虐められだしたのは、ラフレシアとして生まれたのに、九歳の頃に世界最小フラワートーナメントのジュニア記録を更新してすぐのこと。
色んなことを言われた。ちび、ミジンコ、とかは可愛い方。印象に残っているのでいうと、えっ居たの？とかは予想を超えてきたな遂にって思った。意味は多分、小さすぎて見えなかった、みたいな感じだと思う。とりあえず眼科へ行けって話。
差別とかは相変わらず傷つくけれど、小さいってことはもう気にしてない。何故って聞かれた時には、父がある日、虐めてくる奴は弱い奴の前でしか威張れない。つまり、器が小せえんだ。そんな虐められている環境を耐えぬいてきたお前の器はあんな奴らより絶対でかい。って言ってくれたことがきっかけと答えている。

ん？終わり？いえいえ、こちらこそインタビューお疲れ様。ありがとう。今年のトーナメントは期待してて。シニア級でいい結果になると思う。歳で小さくなっているし。