コピーライター
0
223
20XX年。「コピーライター」という職業が新しく定められた。「文言(コピー)を考えて書く」既存のコピーライターではなく「複写(コピー)」をする職業の事だ。
コピー機はトナーや電気が勿体ないと節約の世の中の流れに逆らえず消滅してしまったため、仕方なく技術とは逆行して生まれた影の職業。
この「コピーライター」。当初は出版社に詰めて作家や漫画家から上がって来た原稿を発行部数分複製していたのだが、やがて自分で出版できるじゃないか。と作家たち個々人が彼らを雇うようになっていった。
それからしばらく経ち、コピーライターから一躍人気の作家になった人物が出て来た事、雇い主の作家が彼を訴えた事で、隠れていた問題が表に出始めた。
コピーライターは雇われ先の作家や漫画家が気に入らないと、彼らの新作が世に出る前に複製し、オリジナルを破棄。自分が作ったものをオリジナルとして出版社に持ち込むようになったのだった。
コピー機はトナーや電気が勿体ないと節約の世の中の流れに逆らえず消滅してしまったため、仕方なく技術とは逆行して生まれた影の職業。
この「コピーライター」。当初は出版社に詰めて作家や漫画家から上がって来た原稿を発行部数分複製していたのだが、やがて自分で出版できるじゃないか。と作家たち個々人が彼らを雇うようになっていった。
それからしばらく経ち、コピーライターから一躍人気の作家になった人物が出て来た事、雇い主の作家が彼を訴えた事で、隠れていた問題が表に出始めた。
コピーライターは雇われ先の作家や漫画家が気に入らないと、彼らの新作が世に出る前に複製し、オリジナルを破棄。自分が作ったものをオリジナルとして出版社に持ち込むようになったのだった。
ファンタジー
公開:18/02/18 20:20
更新:18/02/18 20:33
更新:18/02/18 20:33
コメントはありません
ログインするとコメントを投稿できます