アイツ
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我が家は父、母、私の3人家族。母はおやつをくれるし、父は遊んでくれるから大好きだ。たまに喧嘩もしちゃうけど、とても仲良く暮らしている。
が、ある日アイツがやってきた。毛むくじゃらで、目がギラギラしていて、得体の知れない化け物だ。どうやらアイツの存在に父も母も気づいていないらしい。いくら危険を訴えても、いつもの駄々っ子だと笑ってまともに取り合ってくれないのだ。
アイツはいつも同じ場所にいる。玄関のすぐ右側で、私が近づくとアイツも私の方に近づいてくる。私が座るとアイツも座る。私が口を開けば、アイツも口を開く。つまり、アイツは私をおちょくってやがるのさ。今日こそ決着をつけてやる!どうにかしてアイツを追い出して、私の力で家族の平和を守るんだ!
ガッシャーン!
「こら!たま!なんで鏡を倒すんだ!?」
「危ないからあっちに行ってなさい!全くもう、買ったばっかりなのに~!」
が、ある日アイツがやってきた。毛むくじゃらで、目がギラギラしていて、得体の知れない化け物だ。どうやらアイツの存在に父も母も気づいていないらしい。いくら危険を訴えても、いつもの駄々っ子だと笑ってまともに取り合ってくれないのだ。
アイツはいつも同じ場所にいる。玄関のすぐ右側で、私が近づくとアイツも私の方に近づいてくる。私が座るとアイツも座る。私が口を開けば、アイツも口を開く。つまり、アイツは私をおちょくってやがるのさ。今日こそ決着をつけてやる!どうにかしてアイツを追い出して、私の力で家族の平和を守るんだ!
ガッシャーン!
「こら!たま!なんで鏡を倒すんだ!?」
「危ないからあっちに行ってなさい!全くもう、買ったばっかりなのに~!」
ファンタジー
公開:18/02/17 13:35
ショートショート10番勝負
だんごむしのだんごちゃん。まるくなって空を見つげる。
ツイッター @Fdng7
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