hana-mizu〜青空に咲く花〜

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「キミ、ハナミズ部に入らない?」

入学したばかりの高校で、突然、ヒマワリみたいな笑顔の先輩に声を掛けられた。僕はボーッとしてしまい、そのまま勧誘のチラシを受け取った。

「ハナミズ部?…鼻水?」

「その鼻水じゃないよ?お花に水で、花水。カラフルな水を撒いて空に花を咲かせる競技なんだ。花火の水バージョン的な…噴水を自分達で作る感じかな?夏に、プールで、水着を着てやるんだよ!すごーく楽しいよ!!」

先輩は目を輝かせながら早口で喋った。僕を見つめるまぁるい潤んだ瞳の向こうに、水しぶきと太陽と青春の甘酸っぱい光が透けて見えてしまった。

「…なんか面白そうっすね。見学行ってみます。」

「ほんと!?約束したからね?放課後、プール横の部室で待ってる!」

下心が無かったって言ったら嘘になる。
僕の胸には、夏への小さな期待の花が咲き始めていた。
青春
公開:18/02/15 20:34
更新:18/03/08 19:11

イロハマイ( トーキョー )

普段は曲を作って歌ってます。
妄想と空想が好きです。

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