スキージャンプ

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 2023年の冬季北京オリンピックにおけるスキージャンプの本番競技中、ジャンプをしたまま空の彼方へと忽然と消えた有機選手が16日ぶりに帰還着地した。彼によると、大気圏の最下層である対流圏を延々とジャンプし続けていたという。オリンピック組織委員会はもちろんのこと、世間もまたその話の真否を疑ったが、かのハッブル宇宙望遠鏡が撮影していた画像に偶然有機選手のにこにこ顔のジャンプ姿が写っていたために、彼のジャンプ記録は正式に認められることになった。その正確な記録は、40000125メートルである。尚着地後の有機選手の両足は、気を抜くとハの字に開いてしまうという状態がおよそ三日間続いたということだ。
SF
公開:18/02/16 20:15
更新:18/02/16 20:19
ショートショート十番勝負

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