今日のカレーは塩味だ
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僕が気まぐれに君の好物のカレーでも作ってやるか、と思い至った日、君は交通事故で死んだ。
金髪の学生らしき男が泣きながら謝りに来た。飲酒運転だったそうだ。
「何、気にすることはない」
僕はそう言って男の顔面にカレーをぶっかけた。
「アアーーーーーーーッ」
おたまの鉄槌を喰らうがいい。そして僕はその足で君の墓石に足を運んだ。
「今日は絶好の墓参り日和だな」
僕はそう言って君の墓石にカレーをぶっかけた。
「君、カレーは墓石にかけるものではない」
「墓石には水をかけるものだ。カレーは液体なのだ。なんらおかしいことはない」
「おかしいのは君の頭だ」
僕の知ったことではなかった。
「なんかここカレー臭くね?」
実際カレー臭い。でも、これでいいのだ。君には線香の匂いなんて似合わない。せいぜいカレーの匂いでもまとわせていればいいんだ。僕の、この特別しょっぱいカレーの。
金髪の学生らしき男が泣きながら謝りに来た。飲酒運転だったそうだ。
「何、気にすることはない」
僕はそう言って男の顔面にカレーをぶっかけた。
「アアーーーーーーーッ」
おたまの鉄槌を喰らうがいい。そして僕はその足で君の墓石に足を運んだ。
「今日は絶好の墓参り日和だな」
僕はそう言って君の墓石にカレーをぶっかけた。
「君、カレーは墓石にかけるものではない」
「墓石には水をかけるものだ。カレーは液体なのだ。なんらおかしいことはない」
「おかしいのは君の頭だ」
僕の知ったことではなかった。
「なんかここカレー臭くね?」
実際カレー臭い。でも、これでいいのだ。君には線香の匂いなんて似合わない。せいぜいカレーの匂いでもまとわせていればいいんだ。僕の、この特別しょっぱいカレーの。
その他
公開:18/02/08 00:09
なんだか、ぼちぼちとしています。
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