共依存
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「なんで髪伸ばしてるの?切りに行きなよ」
昼食後の食器を洗いながら、何の拍子も無しに聞かれる。
私は君に髪を触って欲しいが為に伸ばしている。髪に触れられて、どんな髪型にする、とかそんな事を話したいだけなんだけど…
「じゃあ、君が切ってくれる?お金も浮くしさ」
「それ前も言ってたでしょ。別にいいけどね」
食器洗いも終わり、二人で前後に並んで洗面台に立つ。
「お客さん、今日はどんな髪型にします?」
ふざけた様に聞くものだから、真面目なトーンを作り、君と一緒の長さがいい。と言ってみると、鏡に映る君の顔が赤くなってるのが分かる。
「実は、貴方の髪触りたいから聞いたの。…嫌だった?」
照れながらそう言った彼女ほど愛しいものはないと思えた。
むしろ嬉しい。私もずっとそう思ってた。とは恥ずかしくて言えないので、
「なにそれ。いいから早く切ってよ」
と素っ気無い態度を取ってしまった。ごめんね。
昼食後の食器を洗いながら、何の拍子も無しに聞かれる。
私は君に髪を触って欲しいが為に伸ばしている。髪に触れられて、どんな髪型にする、とかそんな事を話したいだけなんだけど…
「じゃあ、君が切ってくれる?お金も浮くしさ」
「それ前も言ってたでしょ。別にいいけどね」
食器洗いも終わり、二人で前後に並んで洗面台に立つ。
「お客さん、今日はどんな髪型にします?」
ふざけた様に聞くものだから、真面目なトーンを作り、君と一緒の長さがいい。と言ってみると、鏡に映る君の顔が赤くなってるのが分かる。
「実は、貴方の髪触りたいから聞いたの。…嫌だった?」
照れながらそう言った彼女ほど愛しいものはないと思えた。
むしろ嬉しい。私もずっとそう思ってた。とは恥ずかしくて言えないので、
「なにそれ。いいから早く切ってよ」
と素っ気無い態度を取ってしまった。ごめんね。
青春
公開:18/02/07 18:22
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