続・嘘から出たコート
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「タケちゃん、明日うちに遊びに来てよ」
「いいわよ。明日お嫁さんお出かけ?」
「違うわよ。マツちゃんの例のアレやろうと思って」
デイの帰りに共犯者に声をかける
マツちゃんは棚からぼた餅だったようだけど、こっちは確信犯
「んふふ。お嫁さんにコート買わせたアレでしょ。ウメちゃんもコート?」
タケちゃんが面白がって話に乗ってくる
「私はこっち」と本人同様くたびれたブーツを指さし2人でクスクスと笑った
「私、憂鬱になってね。先に逝ったおじいさんは迎えに来ないし、こっちから行ってやろうと思って、川に行ったのよ」
「なんでそんなバカな真似を。それでどうしたの?」
「どうもこうもこの歳でしょう。足が痛くて川まで辿り着けなかったわ」
「やだもう、何言っているのよ」
と、二人で茶番を演じていたら、お茶を運んで来てくれた嫁がこう言った
「お義母さん、お出かけの時は私に声をかけてください。車で送りますから」
「いいわよ。明日お嫁さんお出かけ?」
「違うわよ。マツちゃんの例のアレやろうと思って」
デイの帰りに共犯者に声をかける
マツちゃんは棚からぼた餅だったようだけど、こっちは確信犯
「んふふ。お嫁さんにコート買わせたアレでしょ。ウメちゃんもコート?」
タケちゃんが面白がって話に乗ってくる
「私はこっち」と本人同様くたびれたブーツを指さし2人でクスクスと笑った
「私、憂鬱になってね。先に逝ったおじいさんは迎えに来ないし、こっちから行ってやろうと思って、川に行ったのよ」
「なんでそんなバカな真似を。それでどうしたの?」
「どうもこうもこの歳でしょう。足が痛くて川まで辿り着けなかったわ」
「やだもう、何言っているのよ」
と、二人で茶番を演じていたら、お茶を運んで来てくれた嫁がこう言った
「お義母さん、お出かけの時は私に声をかけてください。車で送りますから」
その他
公開:18/01/31 21:00
ご無沙汰しておりました。リハビリ中につき日記のようなものしか出ませんがよろしくお願いいたします。
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