妄想行商人

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 子供の頃から妄想が水になって困っていた。妄想が浮かぶと耳から水が漏れてくる。しかたがないので耳にパイプをつけて背中にポリタンクを背負うことにした。毎日、何リットルも妄想が流れ出す。正直重い。

 つらいと思っていたが、ある時その水を飲むとアイデアが生まれることがわかって、僕は発想水の行商人として成功した。
ファンタジー
公開:18/02/02 17:09

一田和樹( バンクーバー )

小説を書いています。
Amazon著者ページ https://t.co/ZrGUiK7HaJ 
公式サイト http://ichida-kazuki.com 
ツイッター @K_Ichida
使用している写真は全て私自身が撮影したか描いたものです。

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