秒速3000mの子猫
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「鏑野くん」
「ああ、泊教授お久しぶりです」
「ちょっといいかな、ちょっといいだろ、ちょっと来たまえ」
「なんですか教授。あ、論文ですか。えっ読むんですか、ほうほう、へいへい、ふむふむ」
「つまり教授、猫車の回転力が、ロスなくロケットの推進力になるんですか?」
「ここに3段式ロケットの図面もある。最終段で秒速8キロ、地球の衛星軌道に入るぞ」
「教授、この図面だと猫車小さくないすか、子猫ぐらいですよ、この車回せるの」
「いいではないか、儂は世界初の子猫力による衛星打上げシステムを発明した名誉を、手にするのだ」
「あー、教授」
「なんだ鏑野くん」
「この論文によると、秒速3000m以上にならないと回転力は推進力に転換しないんですね」
「その通り、だが速度の上限は青天井だぞ」
「秒速3000mの子猫って、どこにいるんですか?」
「ああ、泊教授お久しぶりです」
「ちょっといいかな、ちょっといいだろ、ちょっと来たまえ」
「なんですか教授。あ、論文ですか。えっ読むんですか、ほうほう、へいへい、ふむふむ」
「つまり教授、猫車の回転力が、ロスなくロケットの推進力になるんですか?」
「ここに3段式ロケットの図面もある。最終段で秒速8キロ、地球の衛星軌道に入るぞ」
「教授、この図面だと猫車小さくないすか、子猫ぐらいですよ、この車回せるの」
「いいではないか、儂は世界初の子猫力による衛星打上げシステムを発明した名誉を、手にするのだ」
「あー、教授」
「なんだ鏑野くん」
「この論文によると、秒速3000m以上にならないと回転力は推進力に転換しないんですね」
「その通り、だが速度の上限は青天井だぞ」
「秒速3000mの子猫って、どこにいるんですか?」
SF
公開:18/02/01 21:23
1957/9/11生まれ
新規一転したくて
のそのそとやってます。
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