夢の架け橋

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 大雪の朝、外に出ると雪の架け橋ができていた。
 空の向こうまで続いている。
 おそるおそる歩いてみると意外と頑丈そうだった。
 どんどん歩いて行くと夢の国が見えてきた。

 もう少しで夢の国に着くという時、うしろから母の呼ぶ声がした。
 行くか戻るか迷ったが、戻ることにした。

 途中で振り返ると夢の国は幻で、ただ橋が途切れていた。
ファンタジー
公開:18/01/31 16:09

一田和樹( バンクーバー )

小説を書いています。
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公式サイト http://ichida-kazuki.com 
ツイッター @K_Ichida
使用している写真は全て私自身が撮影したか描いたものです。

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