飲むボンド

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やっと完成した。
長年の苦心の末、究極の惚れ薬が出来た。
名付けて「飲むボンド」
俺は口下手の所為で損ばかりしてきた。
しかし、この液体があれば友達がドンドン作れるし、恋人も愛人も思いのままに作れるのだ。
俺は早速憧れのあの娘と付き合うべく、彼女の弁当箱に垂らして来た。
すると効果抜群!彼女から告白されたのだ。もうべた惚れである。
こうして俺達は幸せに暮らす・・・筈だった。
ある日を境に俺は次々と告白されるようになった。それは性別どころか動物にまで及んだ。
次第に俺を巡って喧嘩が絶えなくなり、終いには殺人、紛争、戦争にまで発展しかねる勢いになった。
何故こうなってしまったのだろう。
俺は彼女にしか薬は使ってないのだ。
外で響く怒号に怯えながら考えた。
恐らく薬の成分が彼女の排泄物に残り世界中に拡散してしまったのではないか。
俺は恐怖に耐え切れず以前より押し黙る様になっていた。
SF
公開:18/01/27 21:28
飲み物 ボンド モテ期 無口

林 孝光( 東京 )

普段は四コマ漫画を描いたり、イラストを描いて遊んでいます。

趣味はジャズピアノです。

ショートショートは中学生の時に筒井康隆先生に出会って衝撃を受けて、星新一先生、藤子F不二雄先生と手を伸ばして読み漁り自分なりに執筆をしていました。

よろしくお願いします❣️

ショートショートの漫画も執筆しています。

漫画ブログ

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