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人は、言葉にならない気持ちが溢れた時、歌を歌うのかもしれない。

勇気が欲しい時、元気を出したい時、悲しくて辛くて苦しい時、歌を歌うのかもしれない。

いつまでも止まない地鳴り。割れたガラスの山。途方に暮れながら、真っ暗で冷たい部屋の中、明日の朝ご飯が食べられるのかどうか、ぼんやりと考えていた、夕方17:30頃の事。

大昔の人も、日が暮れた後には洞窟の中で焚き火を炊いて、明日の生き方を悩みながら、歌を歌ったのだろうかと考えた。
私は布団に包まり、東北の冬の寒さに震えながら、小さな声で歌っていた。涙よりも歌を垂れ流した方が、ずっと心が洗われた。

歌う事は生きること。
人生を謳歌する、と言う言葉には、なぜ歌という漢字が入っているのか分かった気がした。生かされた命を一番自由に使いたいと思った。

人生は、一度きり。
繋がる命は、紙一重。

だから、私は歌を歌う。
死ぬまできっと、歌を歌う。
その他
公開:18/01/20 03:13

イロハマイ( トーキョー )

普段は曲を作って歌ってます。
妄想と空想が好きです。

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