別れの目覚め1

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「優斗なんて大嫌い! もう別れよう……?」
彼女は俺の耳もとで呟いた。


「なんでだよ!? 俺、何か悪いことしたか?」
「今更何を言ってるの。6年間も私に全く返事をくれなかったのに……」
「ど、どういうことだよ?」
「ごめん、優斗は何も悪くないよ。だって、だって優斗は、何も知らないんだから」
「あ、おい、待てよ!」
涙声の彼女はそう言って、俺に背を向け歩き出した。
「由美、待てって! 詳しく教えろよ! 返事ってなんだよ。おい……」
なぜか体が動かない。彼女の足音は徐々に遠くなっていく。
「くそっ! なんで動かねーんだよ、俺の体!」
俺はその場でぼろぼろと涙をこぼした。 
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公開:17/12/13 01:58

もこもこ( 九州 )

学生やってます。
やっぱり定期的に書かないと全然書かなくなりますね。
まあ気楽に書いていきます。
小説家志望です。よろしくお願いします。
 

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