汚れを落とすタオル(続き)
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翌日、気持ちのよい目覚めで起床した男はぐっと伸びをした。
いつものように洗面台へ向かい顔を洗う。
「タオル、タオル」と上機嫌につぶやきながら、昨日投げ捨てたタオルを手に取り顔を拭いた。
ぼたぼたと何かが足元に落ちた。
目線を下げるが何も見えない。
そして顔を上げ鏡を見たが、全く何も見えない。
男はタオルをその場に落とし、あれ……?と目をこすってみるが、手が左右に滑るだけで目が見当たらない。
両手で自分の顔を触り続けるが、目や耳が、口が、凹凸がそこから全て消えていた。
男は悲鳴すらあげることができず、その場にしゃがみこみ、足元にあるモノを触る。
そこには落ちていた、自分の顔に本来あったはずのモノが……。
いつものように洗面台へ向かい顔を洗う。
「タオル、タオル」と上機嫌につぶやきながら、昨日投げ捨てたタオルを手に取り顔を拭いた。
ぼたぼたと何かが足元に落ちた。
目線を下げるが何も見えない。
そして顔を上げ鏡を見たが、全く何も見えない。
男はタオルをその場に落とし、あれ……?と目をこすってみるが、手が左右に滑るだけで目が見当たらない。
両手で自分の顔を触り続けるが、目や耳が、口が、凹凸がそこから全て消えていた。
男は悲鳴すらあげることができず、その場にしゃがみこみ、足元にあるモノを触る。
そこには落ちていた、自分の顔に本来あったはずのモノが……。
ホラー
公開:17/12/18 20:17
学生やってます。
やっぱり定期的に書かないと全然書かなくなりますね。
まあ気楽に書いていきます。
小説家志望です。よろしくお願いします。
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