レモンスカッシュヒエラルキー
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仕事のあと、私は紅ちゃんに厨房に呼び出された。
「あんた今日コーちゃんに色眼鏡使ってたでしょ?!彼の対になるのは絶対に私なんだから調子のんじゃねえよ!」
コーちゃんはうちの喫茶店の一番人気の子。タバコも好きなちょっとだけ大人ぽい子で、お客さんも店長もみんなコーちゃんが大好き。私もその苦みばしった表情がかっこいいと密かに思ってる。
「そ、そんなこと…今日は一番注文とったのが私だったから、コーちゃんと一緒にテーブル行った回数も多かっただけだよ…」
今日はかなりのポカポカ陽気。乾燥もしていたからうちの喫茶店は忙しい一日だった。
「うっせーよ!私はマスターの奥さんのお気に入りなんだよ!レモンシュカッシュごとき、喫茶店ヒエラルキー最底辺だろうが!!」
と、紅ちゃんこと紅茶は、出がらしの茶葉をバチャッとレモンスカッシュである私に跳ね飛ばし、No. 1人気のコーヒーくんのところに向かっていったのだった。
「あんた今日コーちゃんに色眼鏡使ってたでしょ?!彼の対になるのは絶対に私なんだから調子のんじゃねえよ!」
コーちゃんはうちの喫茶店の一番人気の子。タバコも好きなちょっとだけ大人ぽい子で、お客さんも店長もみんなコーちゃんが大好き。私もその苦みばしった表情がかっこいいと密かに思ってる。
「そ、そんなこと…今日は一番注文とったのが私だったから、コーちゃんと一緒にテーブル行った回数も多かっただけだよ…」
今日はかなりのポカポカ陽気。乾燥もしていたからうちの喫茶店は忙しい一日だった。
「うっせーよ!私はマスターの奥さんのお気に入りなんだよ!レモンシュカッシュごとき、喫茶店ヒエラルキー最底辺だろうが!!」
と、紅ちゃんこと紅茶は、出がらしの茶葉をバチャッとレモンスカッシュである私に跳ね飛ばし、No. 1人気のコーヒーくんのところに向かっていったのだった。
ファンタジー
公開:17/12/03 00:49
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