肉食あんパン

新種の生物が発見された。
まだ正式な名前は決まっていないが、あんパンのような見た目から「肉食あんパン」と呼ばれている。
名前の由来となった、アンコのような甘い香りを放つことが確認されている。その匂いでネズミやモグラといった、畑を荒らす害獣をおびき寄せて狩る習性がある。

肉食あんパンは主に田舎で目撃されている。理由としては、栽培されている小豆を守っているのではないかと考えられているからだ。

良いことばかりのように見えるが、人間の被害も報告されている。
あんパンに見間違えた子供が噛まれるという事故があとをたたない。感染症などは現時点では確認されていない。

まだ謎の多い肉食あんパン。
これからの研究でどのような生態か、明かされていくだろう。