彼女と親友
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放課後の教室で、違うクラスの彼女はいつもひとりぼっちで夕日を眺めていた。
その先に何があるのか分からない。でも、照らされたその表情はどこか愁で、儚い。
「君は誰? いつも放課後になったらいるよね」
彼女は何も言わずに立ち上がり、腰まで伸びた黒髪を小さく揺らした。
「分からないかな」
僕には誰か分からなかった。可愛らしい顔立ちに、薄く鼻をくすぐる柑橘系の香り、大きな瞳が僕を見つめている。
そんな知り合い、自分にはいない。
黙って考え込んでいると、彼女は不機嫌そうに僕の肩を叩いた。
「遅い。本当に分からない?」
「分かりません」
彼女は一つ息を吐き出す。
「お前にだったら、いいか」
彼女は前髪を手であげた。
ハッキリと見える表情。
化粧はしてあるが、間違いなく親友の彼だった。
「男とか女とかなんだろう」
彼女の見つめる夕日の先に、僕も視線を移す。そこには虹が浮かんでいた。
その先に何があるのか分からない。でも、照らされたその表情はどこか愁で、儚い。
「君は誰? いつも放課後になったらいるよね」
彼女は何も言わずに立ち上がり、腰まで伸びた黒髪を小さく揺らした。
「分からないかな」
僕には誰か分からなかった。可愛らしい顔立ちに、薄く鼻をくすぐる柑橘系の香り、大きな瞳が僕を見つめている。
そんな知り合い、自分にはいない。
黙って考え込んでいると、彼女は不機嫌そうに僕の肩を叩いた。
「遅い。本当に分からない?」
「分かりません」
彼女は一つ息を吐き出す。
「お前にだったら、いいか」
彼女は前髪を手であげた。
ハッキリと見える表情。
化粧はしてあるが、間違いなく親友の彼だった。
「男とか女とかなんだろう」
彼女の見つめる夕日の先に、僕も視線を移す。そこには虹が浮かんでいた。
青春
公開:17/11/12 01:46
更新:17/11/12 16:28
更新:17/11/12 16:28
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