秘密の話

0
150

それはもう、物心ついたときから鬼の子と忌まれていた私に、手を差し伸べて微笑んだあの日の貴女の優しさを、私は生涯忘れることはないでしょう。

仰げば空、今日も晴れ晴れ。

おひさまの下で、貴女が笑顔で私を呼ぶ。

大きく手を振って、私を呼ぶ。

ねえ、こんな些細な瞬間が私の幸せだってことは秘密よ。
青春
公開:18/04/05 00:56

コメントはありません

コメント投稿フォーム

違反報告連絡フォーム


お名前

違反の内容