オン&オフ
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家の中にあるボタンを押してみた。カチッ、という音がしただけで何も起きらなかった。もう一度押してみる。さっきと同じ音がするだけで部屋の中は何も変わらない。なんだ、つまらない。
久しぶりに外に出てみるともう夜になっていた。部屋の中にいたからか気づかなかった。真っ暗な午前零時。外はもう寝静まり、朝への準備を始めてる。ラジオを聴く人。お風呂に入る人。寝る人。夜を営む人。
家に帰って寝て、朝を迎えた。いつもと同じように暮らし、寝て起きる。それの繰り返し。
ある日、住民が押しかけてきた。
「すいません、ずっと夜なんですが、どうにかなりませんか」
ずっと夜なんてそんなはずはない。と外を見ると午前零時深夜。ここ何日かずっと夜だったようだ。朝がない日がずっと続いていたらしい。どうするか。手を叩いてみても、指を鳴らしても、朝は来ない。万策尽きた。壁にもたれた時、カチッ、と音がし朝が来た。
久しぶりに外に出てみるともう夜になっていた。部屋の中にいたからか気づかなかった。真っ暗な午前零時。外はもう寝静まり、朝への準備を始めてる。ラジオを聴く人。お風呂に入る人。寝る人。夜を営む人。
家に帰って寝て、朝を迎えた。いつもと同じように暮らし、寝て起きる。それの繰り返し。
ある日、住民が押しかけてきた。
「すいません、ずっと夜なんですが、どうにかなりませんか」
ずっと夜なんてそんなはずはない。と外を見ると午前零時深夜。ここ何日かずっと夜だったようだ。朝がない日がずっと続いていたらしい。どうするか。手を叩いてみても、指を鳴らしても、朝は来ない。万策尽きた。壁にもたれた時、カチッ、と音がし朝が来た。
ファンタジー
公開:18/03/30 22:03
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