まどろみの夢

0
152

不思議な朝だった。

昨夜閉めたはずのカーテンは開き、自慢の大きな窓からは暁の空が覗く。

まるで何かに引き寄せられるようにベッドから出て、危うい足取りで歩を進める私を、白んだ月が抱きかかえる。

それでいいと私の頭を撫でた月に運ばれ、地球を旅し終わったとき、私は二度目の朝を迎えたのだった。
SF
公開:18/03/30 09:47

きざはし

140字小説を書いています。
http://twitter.com/kuruizaki63

もうひとつのアカウント
https://short-short.garden/author/808811

コメントはありません

コメント投稿フォーム

違反報告連絡フォーム


お名前

違反の内容