季節の変わり目
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春の訪れが呼んだのは、少しの体調の異変と未だ手放せない、かけがえのないものへの憂慮の念。
伏せた枕元に置かれた菫の花は不揃いで、だけども何より愛おしい。
萎れてしまわないように水に浸け、ふいに零れた吐息は決してため息ではない。
直に長い冬は終わりを告げるだろう。
拙い夢をも醒ますだろう。
伏せた枕元に置かれた菫の花は不揃いで、だけども何より愛おしい。
萎れてしまわないように水に浸け、ふいに零れた吐息は決してため息ではない。
直に長い冬は終わりを告げるだろう。
拙い夢をも醒ますだろう。
ファンタジー
公開:18/03/30 09:43
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