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ティーカップから立ち昇る紅茶の芳しい香りに、夢から醒めた。

決して心地は良くない夢だったが、不思議と目覚めは悪くない。

おはようございます。

亡き祖母から譲り受けたティーテーブルの傍らで、あたたかく微笑む人がいる。

何の変哲もない、いつもの朝だ。

背伸びをひとつして、ベッドから抜け出した。
その他
公開:18/03/30 09:39

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