空からプリンが降ってくる
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「キキキキー」
一羽の白いサギが行ったり来たりと鳴きながら飛んでいる。
この町だけの不思議な出来事がある。サギが鳴くとプリンが空から降ってくる。
プリンは何かに触れると、香りだけを残して消えてしまう。
小さい頃は、大きな口を開けて待ったもんだ。触れると消えてしまうが、甘い香りは残る。それだけで満足だった。
なんか、今日はいつもと違う。
愛犬の茶太が吠えてる。空を見上げると今まで見たこともない巨大なプリン!
甘ったるい最近のプリン、私嫌い。愛犬茶太も。だから一緒に隣町の公園まで逃げる。
この町で一番高い建物は松の湯の煙突。あれに触れる前に逃げなきゃ。
「行くよ!」と茶太と走り出す。
川向こうにマンションが見えた。最近建った5階建てのマンション。
松の湯よりはるかに高い。
気がつけば、茶太は遥か先を走ってる。なんかムカつく。
「ヤバイよヤバイよ」マジでヤバイ!
一羽の白いサギが行ったり来たりと鳴きながら飛んでいる。
この町だけの不思議な出来事がある。サギが鳴くとプリンが空から降ってくる。
プリンは何かに触れると、香りだけを残して消えてしまう。
小さい頃は、大きな口を開けて待ったもんだ。触れると消えてしまうが、甘い香りは残る。それだけで満足だった。
なんか、今日はいつもと違う。
愛犬の茶太が吠えてる。空を見上げると今まで見たこともない巨大なプリン!
甘ったるい最近のプリン、私嫌い。愛犬茶太も。だから一緒に隣町の公園まで逃げる。
この町で一番高い建物は松の湯の煙突。あれに触れる前に逃げなきゃ。
「行くよ!」と茶太と走り出す。
川向こうにマンションが見えた。最近建った5階建てのマンション。
松の湯よりはるかに高い。
気がつけば、茶太は遥か先を走ってる。なんかムカつく。
「ヤバイよヤバイよ」マジでヤバイ!
ファンタジー
公開:18/04/01 13:29
いつか絵本を1冊出せたら...
そう思いながら書いてます。
少しだけホッコリしていただければ嬉しいです。
でも、たまにブラックも書きますけど。
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